与党議員らが全員起立し、拍手…「自衛隊を称える」目的で

2016年秋の臨時国会が始まった。安倍首相が衆院本会議で行った所信表明演説を受けて、自民党議員が安倍首相の演説中に総立ちし、拍手を贈る場面があった。自衛隊などを称えるためという理由ではあるが、国会の議場内で与党議員が首相に対して起立しながら拍手を贈る場面は前代未聞。違和感のある光景となった。

26日の安倍晋三首相による衆院本会議での所信表明演説で、自民党議員がそろって立ち上がり、拍手を送る「スタンディングオベーション」が起きる一幕があった
安倍首相の演説に合わせるかのように、与党議員が立ち上がって拍手する一幕も…

安倍首相の演説に合わせるかのように、与党議員が立ち上がって拍手する一幕も…

所信表明演説で日本の領土、領海、領空の警備を続ける海上保安庁、警察、自衛隊に「心からの敬意を表そう」と呼びかけたのに対し、自民党議員がほぼ総立ちで拍手する異例の事態
自民党議員が立ち上がり首相に倣ったため、大島理森議長が「ご着席ください」と注意した。
高村正彦副総裁は同日夕の党役員会で「所信の演説の最中のスタンディングオベーションは、自分の経験上も初めて」と興奮気味に語った

「北朝鮮みたいだ」…野党からは批判の声も

自民党と歩調を合わせる事が多い、日本維新の会(旧・おおさか維新)の馬場幹事長も苦言を呈した。

自民党と歩調を合わせる事が多い、日本維新の会(旧・おおさか維新)の馬場幹事長も苦言を呈した。

日本維新の会の馬場幹事長は「ちょっと異常な光景。自画自賛のためにやっている」と批判
「落ち着いて真摯(しんし)に議論し合う状況でない。言論の府ではなくなってしまう」と述べ、議院運営委員会で自民党側に再発防止を求める考えを示した。
生活の党の小沢代表は「北朝鮮か中国共産党大会のようだ」と評した

生活の党の小沢代表は「北朝鮮か中国共産党大会のようだ」と評した

生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表は26日の定例会見で、安倍晋三首相が衆院で行った所信表明演説の際、自民党議員が起立して拍手したことに触れて、「異様な光景だった」と批判した。
「ああいうことは、今まで、日本の議会では見られないと思うし、北朝鮮か中国共産党大会みたいな感じで、ちょっと、ますまず不安を感じた」

ちなみに、2016年5月に開かれた朝鮮労働党大会と見比べてみると…

全員が、拍手と共に起立…確かに雰囲気は似ている様な気もする

全員が、拍手と共に起立…確かに雰囲気は似ている様な気もする

「金正恩同志を朝鮮労働党委員長として高く推戴することを本大会に丁重に提案する」と述べた。これに対し参加者が「万歳」を叫びながら起立拍手
「全員が起立して拍手」の風景…確かに異様な光景だ

「全員が起立して拍手」の風景…確かに異様な光景だ

会場を埋め尽くした参加者らも「マンセー(万歳)」と叫びながら「最高位」に就いた指導者に拍手を送り続けた。

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